家庭教師を雇うのに必ず家庭教師会社を通す必要はありません。
知り合いの大学生に家庭教師をしてもらうといった、いわゆる個人契約での家庭教師利用という方法もあります。
また家庭教師の個人契約をするための掲示板のようなものや、マッチングサイトもあります。
家庭教師を個人で契約するメリットは、以下の通りです。
仕組みを考えれば当然なのですが、家庭教師会社は慈善事業で家庭教師を派遣しているわけではありません。利益を上げなくてはいけないため、家庭教師への報酬以外に会社として利益を上げるため紹介の手間賃のようなものが料金に含まれます。
家庭教師会社を挟まないことで、その手間賃を削減できるため自然と家庭教師料金は安くなります。
※個人契約なので、契約する家庭教師の方の料金設定によっては高くなる場合もあります
家庭教師会社を挟むと知らない家庭教師(人)を家に招くことになります。
いつもご両親のどちらかや大人が在宅できる環境であれば、そこまで心配しなくても良いかもしれませんが、お子様だけご自宅にいる時間帯に家庭教師を呼ぶとなると、不安になるのは普通のことです。
特に家庭教師が男性で、お子様が女の子の場合は心配になるでしょう。
その分、性格や人格を知っており近所に住んでいる方などに家庭教師を依頼する場合は、そのあたりの心配が大分軽減されます。
実際に私の周りにも、母親の友人のお子さんの大学生に家庭教師を頼んでいる人は結構いました。
家庭教師を個人で契約するデメリットは、以下の通りです。
家庭教師個人契約は、トラブル対応が一番のデメリットだと考えられます。
例えば、
などといったことが想定されます。
一番は金銭が絡むトラブルが厄介なので、必ず個人でお願いする場合も契約書を結ぶことをお勧めします。
ただし金銭的なトラブル対応へ対処をしても、それだけでは補えないデメリット(受験情報の提供有無など)もあります。
組織と契約するメリット・デメリット、個人と契約するメリット・デメリットをよく考えて選択する必要があります。
結局家庭教師は会社に頼んだ方が良いのか、個人契約を選んだ方が良いのかどちらかというのは、ご家庭の状況によって異なりますし、契約する家庭教師によっても異なります。
そして率直に申し上げると運の要素(どんな家庭教師と出会えるか)も絡んできます。
家庭教師を頼む際に一番重要なのは、家庭教師の質です。
家庭教師の熱心さ、知識量、経験、お子様との相性などがそのまま家庭教師を依頼した効果に直結します。
その点でこの問題を捉えると、どちらに頼んでも家庭教師次第ということになります。
となると、リスクを負いたくない考えるのであれば家庭教師会社を選択するほうが良いでしょう。
なぜならば家庭教師会社であれば、お子様と相性が悪かったりと家庭教師を変更したい場合、会社へ連絡して変更してもらうことが可能だからです。
またまともな家庭教師会社であれば会社としてしっかりとした企業と個人間の契約書を結ぶことでしょう。
その場合は、金銭的なトラブルも起きづらいはずです。
逆に個人で家庭教師を頼む場合は、契約が個人と個人になるため法律等に詳しくないと、その時点でリスクを負うことになります。
そして上手く結果が出ないなどで別の家庭教師に変えたいとなったときなどは、既存の家庭教師に辞めてもらわないといけません。その交渉や、次の家庭教師を呼ぶのもすべて自分で行動しなくてはいけません。
このあたりのリスクを負わなくてはいけないのが、個人契約の決定的なデメリットとなります。