昔からある普遍的な課題は、部活と勉強の両立です。
お子さんが部活に夢中になるのは、親としてうれしい反面、勉強に身が入らなくなるのでは?と不安になるのではないでしょうか。
実際に家庭教師を利用する理由として、部活動との両立が難しくなってきて相談するケースは本当に多いです。
お子さんの成績が芳しくなくなってきたとき、解決策としてまず思い浮かべるのは塾あるいは個別指導塾なのではないでしょうか。
これは一般的で、それで問題が解決する場合もあります。
しかし、お子さんの自主性や勉強の進み具合によっては、さらに状況を悪化させる場合があります。
塾に通い始めたがいいが、その塾でも勉強についていけない、または塾に行っても友達と話したりして集中できないなど、お子さんによってさまざまな理由でさらに勉強への拒否感が高まる可能性もあります。
第一選択肢として塾を考えるのは普通のことであり、否定はしませんが、塾に通ってからのお子さんの様子は気にかけるようにしてください。
家庭教師は自宅で指導を行うため、通う必要がない分お子さんの負担は軽くなります。
また、お子さんのレベルに合わせたお子さん専任の教師となるため勉強についていけないというリスクもありません。
一部のお子さんにある塾をサボるといった可能性も排除できます。
こういったことから、家庭教師という選択肢を最初から考慮するのもありと考えられます。
一般的な家庭教師は、一部の富裕層が利用しているイメージがあるかと思います。
ただそれは一部の高難易度受験を専門とした家庭教師で、実際は成績が悪くなってきたのをどうにかしたいという一般家庭の方も多いです。近所であまり聞かないというのは、もしかしたらそのご家庭が世間体を気にしているからかもしれません。(実際にそういった理由で、家庭教師をなるべく目立たずに派遣してほしいという例もありました)
しかし価格が安いかといわれると、YESとは言えません。塾へ通うよりは多少高くなるのが現実です。
ただ週1回のプランであれば、塾より多少高い程度で抑えることができるサービスもあります。週2回以上となると月謝はそのまま高くなります。なので、週1回にしてもらい、自宅での勉強の習慣づけに焦点をおいた指導が一番お子さんのためにも経済的にもお勧めです。
昔の詐欺まがいのサービスは少なくなってきたとはいえ、まだ一部の業者は本当はもっとお得なプランがあるのに高いプランをオススメしてくることもあります。
有名な家庭教師サービスや近所で評判だからといって、業者のプランを丸のみするのはやめましょう。
私が見てきた限り家庭教師の業界は、教育業界なので志しのある人もいますが、残念ながら多くは一般的な営業マンと変わらないと思っておいた方が良いというのが現実です。そしてこれは塾にも言えることです。
結局最後にお子さんにあったサービスを選べるのは自分次第というのが、教育業界の現状と思っていただき、お子さんを守るためにも、予備知識を入手したり、しっかりと家庭教師や塾の担当者の話を聞いて、おかしなところはないかなど自衛する必要があります。