中学生に家庭教師をつける場合
家庭教師サービスを利用する際に、お子さんの学年によって目的が様々あるかと思います。
一番多いのは高校受験対策。その次は部活などが原因で成績が落ちてきてしまったといったケースが多いです。
小学生から中学生になると、環境の変化が様々あり思春期ということもあり、以前にはなかったことがお子さんをなやませていることもあります。
個人的にはそんな多感な時期にある中学生にこそ、家庭教師は向いていると考えています。
家庭教師を高校受験に使う
家庭教師を高校受験に使う場合、3パターンほどあるかと私は考えています。
- 高難易度の高校受験に向けて、志望校受験のスペシャリストな家庭教師を派遣してもらう場合
- 成績不振でこのままではどこにも合格できないのでは！？と心配な場合
- 12月など受験の追い込み時期に利用する場合
上記の3パターンが主だと思われます。
成績が中の上から中の下のお子さんは、通常の塾などに通うことである程度事足りるというのが私の認識です。
成績上位のお子さんが難関校に受験するケースや、成績が低迷してしまい、本当に切羽詰まって家庭教師を依頼するケースも多々あります。
ここで注意したいのは、3パターンで同じ家庭教師サービスを利用してはいけないという点です。
家庭教師派遣会社にはそれぞれ得意な生徒さんがいます。
難関校受験の場合
特に難関校を狙う場合は、非常に家庭教師の質が重要になってきます。この場合は、家庭教師会社のWebサイトに書かれている合格実績をみてもあまり参考になりません。
当サイトでは何回か触れていますが、家庭教師会社というより「家庭教師」が重要になってきます。
難関校合格を目指す場合は、合格実績を持っている家庭教師が何人いるのかで選ぶことをお勧めします。
成績不振の場合
成績不振の場合は、まずはどんな原因で成績が悪くなってしまったのかをご家庭に寄り添って分析・対処してくれる家庭教師会社がオススメです。
この場合重要になってくるのは、家庭教師会社の営業・学習プランナーと言われる人たちです。
（もちろん最終的には家庭教師が教えるので、そこは変わらず最重要です）
営業・学習プランナーと言われるような人たちが、どれだけ真剣に生徒さんの成績不振の原因究明に取り組んでくれるのかが重要になってきます。見極めるポイントは、営業・学習プランナーの人柄ではなく家庭教師会社としてのフォロー体制が確立されているかです。
成績不振のお子さんほどフォロー体制が重要な生徒さんはいません。
過去に同じようなケースでどのような対応をしたのかや、具体的なフォロー体制をしっかりと聞きましょう。
受験追い込みの場合
12月から受験の追い込みで家庭教師を利用されるご家庭も実は結構多いです。
それまでのプラン通りに成績・模試の点数が上がらなかった場合や、切羽詰まっている場合、悔いを残さずやり切りたい場合など利用する理由は様々です。
このケースの場合で重要なのは、急いで家庭教師を派遣してもらう必要があるという点です。
実は家庭教師会社によっては、契約はしたものの家庭教師の選出がスムーズにいかず、実際に派遣されるまで時間がかかるケースが結構あります。
なので契約する際には、いつまでに家庭教師を派遣するという事項を口約束ではなく書面で契約しましょう。
（期日までに家庭教師が派遣されなかった場合は契約を解消できるようにしましょう）
もしくは12月ごろから家庭教師を派遣してもらおうと考えているのであれば、早め早めに動いておくことも重要です。
中には1月に家庭教師にすぐ来てほしいというご家庭もありますが、契約や家庭教師選出を考えるとかなり難しい案件となってしまいます。難しい案件のため、料金も高くなる可能性もありますので、後回しにせず10月11月には具体的な行動を起こすことをお勧めします。
家庭教師を成績不振対策に利用する
中学生で成績不振に悩むお子さんは非常に多いです。
原因は単純に学ぶことのレベルや幅が上がることや、部活動など勉強以外に時間を取られるケース、時代の影響かスマホばかり見ていて勉強しないといったケースまで様々です。
この成績不振というざっくりとした領域こそが家庭教師というサービスとの親和性が高い領域になります。
比較的多い原因例を前述しましたが、成績不振の解消は原因の究明が大きなカギを握っています。
例えば、基礎の大事な部分を病欠等で授業に出られず、そのままよくわからない状態で授業を受けてしまい、授業についていけなくなってしまったというケースなど、お子さんそれぞれに成績不振の起点になっている部分があります。
勉強という領域でいえば、その原因を探ることで解決するケースがあります。
勉強以外の領域、部活や普段の生活に起因するケースも多いです。
この場合は、勉強の習慣づけを如何にしてつけるかというのが重要なケースが多いです。
部活と勉強の両立、勉強をしたくないというどんなお子さんも持っているかと思われる感情をいかに克服して勉強する時間を習慣的に設けるかという、どちらかというと生活指導的なことが解決につながることも多々あります。
上記のように勉強の領域でも、それ以外の領域でも家庭教師のような一人のお子さんに一人の先生でないと解決できないケースが家庭教師の得意とする分野です。
このようなケースにお悩みの方は、家庭教師サービスを利用するということも検討してみてください。